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執筆者の写真tsumugi

紡だより Vol.17 ハンカチというエチケット

更新日:2018年8月27日



 さすがのケチん坊も降参しました。エアコンは設置してあるものの、お客さんが来られた時専用で、家族のためにはほとんど使っていないという有様。稼働率は夏冬合わせても年間20日未満といったところでしょうか。しかし今夏の暑さは異常でした。  せめて風呂上がりまで我慢しようと思っても、汗はだらだら、集中力は途切れるばかり……。しまいにはイライラし始める有様で、観念して文明の利器の力を借りました。外の温度計を見ると40度を超えていた日も。異常気象という言葉はよく聞くけれど、確かに私が小学生だった頃、家でクーラーを使っていた記憶はありません。  年を重ねたせいでしょうか。かつてとは違うなと思うことは少なくありません。恥ずかしながら以前は、外出時にハンカチを持参するのを忘れることが少なくありませんでした。トイレに行けば大抵の場合、ハンドドライヤーと呼ばれる乾燥機があり、事を成してしまう。レストランに行けば使い捨てのおしぼりが出る。とはいえ子供が幼稚園や小学校で「ハンカチ持参」を求められるようになり、昔からのエチケットを思い出しました。  調べると、ハンドドライヤーはかなりきちんと使わなければ、余計に雑菌をばらまいてしまうとか。使い捨てや機械化が進み、便利になることは良いけれど、必ずしも環境や衛生上メリットだけではないのかも。社会が便利になることで、個人が努力しなくなっていることも多いような……。見直した方がいいこと、いろいろありそうです。(2017.8.17)

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